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心を整える抜毛症ケア

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親子は別人格、血の繋がった他人

こんにちは。
日本抜毛症改善協会認定講師カウンセラーの岩井です。

このブログが、抜毛症で悩むあなたの気持ちを少しでも軽くし、前に進むきっかけになれば嬉しいです。

hoppeでは「抜毛症改善プログラム」を通して、正しい理解とケアを大切にしながら、お洒落を楽しむサポートをしています。

抜毛症改善プログラムを受けずに、通常メニューでのご来店も可能です。
完全個室をご用意していますので、安心してご相談くださいね。
(抜毛症の方の施術は、通常メニュー・抜毛症改善プログラムともに岩井が担当いたします。)



「なんであの子、分かってくれないの?」

カウンセリングの中で、あるお母さんが涙をこらえながら話してくれました。

「うちの子、最近本当に何を考えてるのか分からないんです。
小さい頃はあんなに素直だったのに…。
私のこと、もう嫌いなんでしょうか。」

僕はしばらく静かに聞いたあと、こう伝えました。

「嫌いになったわけじゃないと思います。
ただ、“自分の世界”を持ち始めたんだと思います。」

「自分の世界…?」

「はい。お子さんは、あなたの分身じゃなくて、
あなたとは違う一人の人間なんです。」

お母さんは、ハッとしたように顔を上げました。



「別人格」という言葉の中にある優しさ

親子は確かに血が繋がっています。
でも、心の感じ方や価値観までは同じではありません。

「どうしてそんな考え方をするの?」
「私なら絶対そんなことしないのに。」

そう感じるのは当然です。
でも、違って当たり前なんです。

親子であっても、
“血の繋がった他人”。

この言葉を聞くと、
少し冷たく感じるかもしれません。
けれど、実はとても“あたたかい言葉”なんです。

他人だからこそ、
「どうしたの?」「そう感じたんだね」と
相手の気持ちを知ろうとできる。



ある親子の会話

子ども:「どうせママに言っても分かんないでしょ!」
親:「分かりたいけど…どうすればいいか分からないの。」
子ども:「ほっといてほしい時もあるの!」
親:「そうか…分かった。
でも、話したくなったら、いつでも話してね。」

ほんの少し距離を置いたこのやり取り。
実は、この“ほどよい距離”が信頼を育てます。

親が「助けたい」気持ちを抑えて
「見守る」選択をしたとき、
子どもの心には、安心が生まれます。



抜毛症の背景にもある「心の境界線」

抜毛症のご相談の中でも、
親子関係の影響が見えることがあります。

子どもが「親に迷惑をかけたくない」と
自分を責めてしまったり、

親が「なんとかしてあげたい」と
無理をしてしまったり。

そんなときこそ、
**“親子は別の人間”**という考えが
心を軽くしてくれます。

それは冷たい線ではなく、
お互いが安心できるやさしい境界線なんです。



「他人」だからこそ、愛せる

「この子はこの子の人生を生きている」
「私は私の人生を生きている」

そう思えると、
相手をコントロールしようとする気持ちが
ゆっくりほどけていきます。

そして、残るのはただひとつ。
「あなたが幸せでいてくれたらいい」という
まっすぐな愛情です。



最後に

親子は繋がっているけれど、同じではありません。
別の人間だからこそ、思い合える。
他人だからこそ、理解しようとできる。

それが、家族のやさしさだと思います。

もし今、
「子どもの気持ちが分からない」
「どう関わればいいか分からない」
そんな思いを抱えていたら、
どうぞお話しにいらしてください。


親としての愛情を持ちながら、
“ちょうどいい距離”を一緒に見つけていきましょう。

hoppeは、そんなあなたの味方でいたいと思っています。


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