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心を整える抜毛症ケア

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怒りに支配されない

こんにちは。
日本抜毛症改善協会認定講師カウンセラーの岩井です。

このブログが、抜毛症で悩むあなたの気持ちを少しでも軽くし、前に進むきっかけになれば嬉しいです。

hoppeでは「抜毛症改善プログラム」を通して、正しい理解とケアを大切にしながら、お洒落を楽しむサポートをしています。

抜毛症改善プログラムを受けずに、通常メニューでのご来店も可能です。
完全個室をご用意していますので、安心してご相談くださいね。
(抜毛症の方の施術は、通常メニュー・抜毛症改善プログラムともに岩井が担当いたします。)



● 怒りは「悪」ではなく、心のSOS

「またやってしまった…」
「なんで私はこんなことをしてしまうんだろう」

抜毛を繰り返してしまうとき、多くの方が口にする言葉です。
その裏には、“自分への怒り”が潜んでいることが多いんです。

イワイ:「怒りって、悪いものだと思いますか?」
クライアント:「うーん…できれば感じたくないです。怒ると疲れちゃうし。」
イワイ:「そうですよね。でもね、怒りは“自分を守るため”の感情なんですよ。」

怒りの奥には、
・わかってもらえなかった悲しみ
・期待を裏切られた痛み
・軽く扱われたように感じた不安
が隠れています。

怒りは、「これ以上、傷つきたくない」という心の防衛反応。
あなたが“感じている”ということは、それだけ本気で生きている証なんです。



● 「怒りに支配される」と「怒りを感じる」は違う

怒りに支配されているとき、私たちは無意識に誰かを責めたり、
自分を責めたりしてしまいます。

でも、怒りそのものが悪いわけではありません。
怒りに“支配される”のか、“受け止める”のかで結果が大きく変わります。

イワイ:「怒りに飲み込まれてしまったとき、どうしていますか?」
クライアント:「黙り込むか、我慢するか…結局あとで自分が苦しくなります。」
イワイ:「それは、優しさなんですよ。でもね、我慢の優しさは、心の中に怒りのエネルギーを残してしまうんです。」

抜毛症の方の中には、
「怒るのは悪いこと」
「我慢するのが大人」
と思い込み、感情を抑え込んでしまう方が多くいます。

でも、その抑えた感情は行き場を失い、
無意識のうちに“抜毛行動”として現れることもあるんです。



● 怒りは「本音」への道しるべ

怒りを感じたら、少し立ち止まってみてください。
その下には必ず、別の感情が隠れています。

「わかってほしかった」
「ちゃんと見てほしかった」
「大切にされたかった」

それに気づけたとき、あなたはすでに“怒りの支配”から一歩抜け出しています。

イワイ:「怒りは、あなたの本音を教えてくれるメッセンジャーなんです。」
クライアント:「怒るのが悪いんじゃなくて、怒りを通して自分を知ることが大事なんですね。」
イワイ:「そうです。その瞬間に、怒りはあなたを苦しめる存在ではなくなります。」



● 親世代のあなたへ

お子さんが怒りっぽく見えるとき、
「反抗的」「生意気」「扱いにくい」と感じるかもしれません。

でも、それは心の中に“悲しみ”や“孤独”があるサインです。

「どうして怒っているの?」ではなく、
「何が悲しかったの?」と尋ねてみてください。

そのひとことが、子どもの中の「理解されない怒り」を
優しく溶かしていくきっかけになります。

親自身もまた、長い間「怒ってはいけない」と抑えてきた方が多いです。
だからこそ、お子さんの怒りを通して、
ご自身の感情にも優しく寄り添うことがとても大切です。



● 怒りに支配されない3つのステップ
1. 怒りを否定せず、「今怒ってるな」と気づく
2. 「私は何に反応しているんだろう?」と自問する
3. 「本当はどうしてほしかった?」を探してみる

この3ステップで、感情の嵐が少しずつ静まっていきます。
怒りを観察できるようになると、抜毛の衝動も減り、
“自分の感情に主導権を取り戻す”感覚が育っていきます。





怒りを感じるあなたは弱いのではありません。
それは「ちゃんと自分を大切にしたい」という心の声。

怒りに支配されるのではなく、
怒りを通して自分の本音と出会えたとき、
人は少しずつ、抜毛からも自由になっていきます。

「怒ってもいい。
でも、その怒りを“優しさに変える力”が、あなたにはある。」

その気づきが、心の回復の始まりです。


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